プレゾエア、ゾエア、メガロパなんていうとドラクエにでてくる
呪文のようですが、これらは甲殻類(=エビ・カニ)の幼生たち
が成長する過程における名称。ゾエアは「チンクイ」という俗称で、
サーファーをとても困らせている。
甲殻類は卵からかえると、プランクトンとして海の中を漂いながら
変態を繰り返し、脱皮をしながら大人のエビ、カニへと成長していく。
その目に見えないプランクトンであるゾエアは、鋭いトゲをもち、
そのトゲに触れるだけで皮膚は赤く腫れ、とても痒くなる。
水温の高いお盆前に大量発生し、なぜか股の付近を刺されることが
多い。ボードショーツの中にゾエアが入り込んで出られなくなって
しまうからだろうか?潮位の上がる大潮とも大きく関係しているそう。
クラゲやゾエアには、フワフワと漂ってたまたま自分の触手に触れた
ものを刺す、というメカニズムが遺伝子の中に組み込まれている、
なんて聞くと、刺されても仕方がないと思えてくるけれど、この
痒さは蚊に刺されるよりずっと大変...。
鎌倉は特に大量発生していて、今週海に入った人は今頃苦しんでいる
だろうな。そういえば昨年多々戸で入ったときも大量発生していた。
やっぱり夏は人が少なくて水温の低い茨城が最高!
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