昨年の春を過ごした阿久根の庭には、たくさんの木と花が
生きていました。人の手でむしれる分だけの草をむしり、
植物も動物も虫たちも、自由に動き回っていました。
小さい頃は、どこにでもあった景色。
野原があって、小さな花が咲いていて、たくさんの虫がいて。
それが今では、緑の多い場所を探さなければ、見つからなくなって
しまった気がします。
だからせめて、我が家の小さな庭に。
立派な花はないけれど、どこにでもあるはずのの、小さな命を。
昨年までは全然生えていなかった、小さな野の花たち。
どこからか運ばれてきて、我が家に辿り着きました。
もっとたくさん生えたら、息子と摘んで麓に見せてあげよう。
葉が仏様の座る蓮座に似ているというので「仏の座」という
のだそうです。
昨年は麓と感じた春の喜びを、今またお腹の子と感じています。
ずっと見守ってくださっている皆さまに感謝。
最近のコメント