連休中は特に旅行にも行かず実家へ帰ったり、家のまわりで
過ごしたり。
でもなぜかひとつのキーワードで繋がっていて。
それはクローゼット。
連休のはじめ。洋服箪笥をひっくりかえし、衣替えをしました。
こども服、自分の服。ずっと着ている服、着ていないのに
手放せない服・・・
一通り整頓したら、心もすっきり。
そして実家へ帰り、フリーマーケットに出店するという
姉と一緒に、長年クローゼットに収納したままの服を仕分け。
息子たちが産まれたときに着ていた服を見て、心はじんわり。
そのうちになぜか本棚まで整理しはじめて、大学のころ
古本屋で買った「ランボオ詩鈔 訳:村上菊一郎(1948年)」
を引っ張りだしました。古書ならではの装丁と日本語訳が
何とも言えず、心地よいのでした。
そして今日は、友人から教わり、行きたかったお店
SUNSHINE+CLOUDへ。
代官山のお店には行ったことがあったのに、こんなに近くの
素敵な空間があったなんて。たまたま週末だけお店にいる
という縁ある方にもお会いできて、ここでも心温まりました。
息子を夫に相手してもらい、贅沢なショッピングの時間。
どれも肌に心地よく、妊婦でも着られるワンピースを購入。
クローゼットのお気に入りの一着になりました。
夫は夕方サーフィンへ。
家の近くでも、こんなに豊かな時間を過ごせるのは
この場所のおかげで、この家のおかげで、家族のおかげ。
ランボオの詩、「食器戸棚」の一節のような、愛おしい
時間。
それは彫模様のある幅広い食器戸棚。
くすんだ樫材はいとも古びて、昔の人々のやさしい物腰。
食器戸棚は開け放されて、薄暗い内部に注ぎ入れる、
なみなみと注ぐ古酒のやうに、心惹くよい薫りを。
・・・
"In the closet"は、「戸棚の中」から転じて、
恋人同士や家庭内の秘密という意味なんだそうです。
大切なものをしまう場所。
特に女性にとってはクローゼットって、人生の積み重ね
をも表すような、大切な空間だと思います。
そんな空間を通じて人と繋がった、連休なのでした。
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