友人に誘われて、恵比寿で以前から見たい
と思っていた「ファヴェーラの丘」を観た。
日常的に聞こえてくるのは悲鳴や銃声。
夢はギャングになること、と当たり前
のように言う子どもたち。
罪のない人々の命を奪う警察。
状況が悪ければ悪いほど、それを変えるには
膨大な勇気と行動力が必要。革命を起こす人間
の鮮やかさだけではなく、不安や苦悩も同時に
描かれているところがよかった。
アフロレゲエの音楽だけではなく、サーフィン
も映画の要素のひとつだったことに不思議な縁を
感じた。
目を逸らしたくなるような事実に身を曝し過ぎても、
目を逸らしたくなるような事実から逃げ続けても、
人間の感覚は麻痺してしまう。
子どもたちに暴力の連鎖は無意味であることを
教えるためには、「状況は変えられる」と信じて
動き続けること、そして本物の愛情と行動力が必要。
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