家でまったくテレビを見なくなって以来、
家では専らCDかサーフィンのDVDが流れている。
最近はじめて見たのが、アンドリュー・キッドマン
のサーフィンDVD「GLASS LOVE」(2005年)。
そんなに古いわけではないのに、まるで昔の
サーフムービーのように懐かしく、美しかった。
冒頭の光に包まれた女性サーファーの映像に
心を奪われ・・・
GLASS LOVEは、波にキラキラと反射する光で
サーフボードを作るグラスファイバーでもある。
どちらも「正しい場所、正しい時間」を得ると
強力に輝く。
映画の中で心に残った言葉は、
「この地球と、ここを故郷とする創造物へ敬意を払う:
偉大なサーファーほど波をキャッチする以上に波を譲る。
波にのることは純粋なダンスである。
サーフィンがもたらす潜在的教訓はすばらしいもので、
人間を形成する母体の一部になり得る。- Steve Pezman」
本当に下手な私でも、海に入って波とサーフボードが
シンクロしたときに、他では感じることができない
一体感を感じる。それはただ単に「波にのる喜び」という
もの以上の特別な感情をもたらしているような気がする。
アンドリュー・キッドマンは、全豪ジュニアチャンピオン
になったにもかかわらず、プロへの道をすすまなかった。
彼がコンテストサーフィンを嫌った理由は、
「波の取り合い、スポンサーへのアピール。それらが
サーフィンが本来持っている崇高なものを蔑むようにも思えた」
からだそう。
そんな波・サーフボードへの愛情が感じられる作品
だったな。他の作品もぜひ見てみたい!
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