今日は鎌倉コソガイ(子育てガイド)サロンが主催している
「体のバランスワーク」という講習に参加した。
内容は、「自分ではなかなか気づかない心身の不必要な緊張
に気付き、それを取り除くメソッドを学ぶ」というもの。
この講習のもとになっているのが、F.M.アレクサンダーに
よって開発されたアレクサンダー・テクニーク。
多くの人は普段の生活で、無意識のうちに自分の体を緊張
させたり、身体に負担を強いる姿勢や身体の動きをしている。
それが習慣化することで、肩こ
りや腰痛、首の痛みといった
慢性的な身体の痛みが生じたり、音楽・ダンス・スポーツなど
のパフォーマンスをする際に「本来の自分の持つ能力」を充分
に
発揮できていなかったりする。
アレクサンダー・テクニークを学ぶことで、こうした緊張に
気付くことができるようになり,それをやめていくことで、
本来持つ楽さや自由さを取り戻し、よりよいパフォーマンスを
発揮できるようになる、という非常に興味深いもの。
講習では、妊婦さんにとって力が入ってしまう姿勢を中心に
学んだ。大切なのは頭蓋骨と脊髄と骨盤の関係。骨に身を
任せて筋肉の余分な力を抜くような感覚。少なからず古武道
とも共通するところがあるそうです。
意識してみると、今までは「よいしょ」と力が入っていた
のに、軽くてふわりとした動作になって不思議。この方法を
身につけると脊髄が伸びて、歳をとっても腰が曲がらないそう。
教えてくださった先生の言葉で印象に残ったのは、
「猫も犬も赤ちゃんも自然に力を抜くことができている」
というもの。確かに塀の上を歩く猫は、人間だったらきっと
力が入ってしまうのに、しなやか&楽々なままだ。
モデルさんのようにびしっと力の入った姿勢の良さも美しい
けれど、真の美しさは違うところにある!?と思いハッと
した。先生の動きもまるで猫のようにしなやかで、表情も
動作も程よく力が抜けていた。そういう人に対面すると
自分も安心しきっていることに気付いた。と同時にまだまだ
自分は見えないバリアーいっぱいで、もっとやわやわに
なってもよさそうだな...なんて思ったり。
自分が骸骨になっているところや、地球にぶらさがっている
ところを想像できて楽しかった。
今後の生活にかなり生かせそうな充実した講習でした。
SHIBUYA TAKESHI ORCHESTRA /
酔った猫が低い塀を高い塀と間違えて歩いているの図
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