先日読み終えた「お産のイメジェリー」の中で、痛みの少ない
お産のカギになる重要なものとして「イメジェリー」以外に
挙げられていたのは「身をまかせること」。
お産に伴う痛みにはひとつひとつ意味があるので、その
痛みに抗う必要はない。へたに無理矢理産んで痛みを
終わらせようとすると、余計産後に痛みが残ることになる...
といわれても、実際痛みを迎えたら身をまかせて受け入れる
のは難しそう...。
お産が進むにつれて母親のからだは左脳支配→右脳支配へと
変換されていき、理論・分析<本能・感情へ移行。
その過程はセックスと似通っていて、対照的な行為に思える
「出産とセックス」が実はとても近いものである...なんて
考えたこともなかったので目から鱗だった!
確かに、社会的なものからの解放・動物的/感情的になる
などなど、共通点が多い。そう考えると、「心と体をゆだね、
身をまかせる」ことの重要性にも妙に納得してしまった。
だからこそ、出産にパートナーが立ち会うことはとっても
大切らしい。心配や痛みを抱えた妊婦を、パートナーが
毛布でくるむように支えることで、不安がかなり解消される
とか。そのためには、普段の夫婦関係をよりよくすること
が必要。そしてお互いに社会的/性的抑圧から解放された
状態を受け入れられる関係であることも重要。
確かあかちゃん教室でも、「見たこともないような妻の姿に
ショックを受けないでください」と助産婦さんが言っていた。
お互いのすべてを受け入れ、身をまかせること。出産以外
でもすごく大切なこと。
"ママとパパ"であることも大事だけど、"女と男"として出産
をセクシュアルなイベントと捉えることは、産後の夫婦関係
にも良い影響を与える気がする。
本を読み終えたときには今まで以上に痛みも含めて出産が
楽しみになった!
人によって喜びにも痛みにもなりえる体験。自分はどんな風に
迎えられるだろうか。心と体の準備を整え、とにかく前向き
に臨んで、喜びの対面を三人で実現できたらいいな。
この本はアメリカ人の体験談が集められていたから、日本人より解放できる人が多いのかもしれない!2回目はきっと1回目と全然違うだろうね。痛みに対する強さも人それぞれ違うから、他の人とは必ず違う体験になるっていうのも出産のすごさだよねー。
投稿情報: miho | 2009/03/15 16:52
私は解放できなかったなぁ!でも勝手に次があったらもうちょっと上手に生めそうな気がしてる。そういうものなのかもね。へへっ。
投稿情報: kozue | 2009/03/15 15:40