ぼんやりしていても、まわりの自然は着実に動いてゆく。
ここに来た頃には枯れかけているように見えた木々も、
芽を吹いて、いつの間にか成長している。
ふと見上げれば、遠くの山の木々の緑は日に日に色濃く
なっている。
いよいよあと4日で私たちはここをあとにする。
ここへ来たばかりの日々を思うと切ない。
たった1ヶ月でこんなにいろんな思いを抱いて過ごす
ときはもう二度とないかもしれない。
でも生きているからこそ味わえる思い。
大好きな漫画「エースをねらえ!」に、こんな言葉が
ありました。
わたしは思います。
大した苦しみもないかわりに大した喜びもなく
大した努力もしないかわりに大した成果も得られず
ぬるま湯につかったように生きて死んでいく人間が多い中で
慟哭をあじわえる人間は幸せなのだと。
だからその慟哭と真正面から対決しなければ
真の人生は生きられないのだと。
ここで起きたことをすべて、これからの幸せにつなげよう。
だって私たちは、ここでの日々を心底いとおしいと思ったから。
こんなにも人の心に触れられた1ヶ月。
こんなにも自然と心を分かち合った1ヶ月。
芽吹いて、上を向いて、まっすぐ伸びて、ときには萎れて、
ときには倒されて、実を結んで、種を落として、いつか
死んでゆくまで。小さな命の分まで、生きたい。
残り少ない日々を大好きな自然のなかで、感謝したい人に
気持ちを伝えながら過ごしたいと思います。
人間は感情があるゆえにつらいこともいっぱいあるけど、乗り越えれば新しい景色が見えることを教えてくれるね。
子育てや今回のことを通じて、当たり前だと思っていた「産まれて元気に育つこと」がどんなに尊いものか、改めて感じています。
投稿情報: miho | 2011/05/09 22:02
桂コーチの言葉だね。
「慟哭」と向き合いながら生き、ただひたすらなる努力を重ねるひろみを支える藤堂達のように、美穂の周りのみんなは美穂ファミリーを応援し共に幸せを願うでしょう。
ひろみのお父さんが藤堂・尾崎・千葉さんに話す、柏の木のくだりなんかも心に残ってるなあ。
エースをねらえ!は、なんて言うかやっぱりいいよね。
投稿情報: yo-chan | 2011/05/08 22:26