今日は息子が1歳半まで過ごした場所へ。
ここで毎日のように海に入っていた私を
夫は息子を背負って見に来てくれたっけ。
このところは、またしばらく海に入れなくなり
息子は私が海に入る姿を目にしていないけれど、
「ママ今日は入る?」
「あっ波が来たっ」
といろいろなことを理解している息子の姿を見て、
ああ、ここに住んでいてよかったな、と思う。
海に入れないときでも、幸せと思えるようになったこと。
ふたりの背中を見ているだけで、なんだかじんわり
心があたたまってしまうこと。
どんなに小さくても記憶は残っていて、たとえそれを
思い出すことは出来なくても、今の自分に「皺」を
刻み込んでいる。
何度も波に乗ったあと目を瞑ると、まぶたの奥に波が
迫ってくるみたいに、いまは目を瞑るとふたりの背中が
思い浮かぶ。
たとえますます海に入る機会が減ってしまったとしても、
その背中が3人にでも4人にでもなることを夢見ている。
そしていつか2人の生活に戻ったときに、またこの場所で
海に入れたら、もう何もいらないなあ。
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