予定日を1週間後に控え、のんびり家で過ごしています。
昨日は1時間以上坂道を散歩しましたが、まだ産まれる様子は
ありません。
家で過ごす時間が長くなると、家にあるものにますます
愛着がわいてきました。
中でも今まで以上に愛おしく感じているのは、籠(かご)。
籠は買うときにいろいろなことを想像します。
何を入れるか、部屋はどんな雰囲気になるのか、どんな人が
どんな素材で作ったのか・・・
日々の生活の糧を得るために丹精込めて作られた籠を、日々の
生活の中で使うこと。
世の中にはたくさんの籠が世界中にあるけれど、選びたいのは
細部までとても美しく、素材にこだわり、見ているだけで
癒され、使えば使うほど味が出そうなもの。
同じ籠でも使い道や地方によってこんなに違うのか、と
驚きます。
こちらは沖縄の大きな籠。底部分の形がとてもきれいです。
竹の醸し出す力強さとおおらかな沖縄らしさが気に入っています。
なんでもかんでも入れられるので、収納場所が少ない我が家の
貴重な道具です。
こちらは宮城の籠で、いくつかの素材が組合わさっていて
沖縄のものに比べると、東北の手仕事の繊細さが感じられます。
赤ちゃんグッズをいろいろ入れています。
同じ宮城の籠で小さいサイズのものを台所で使っています。
こちらも胡麻やら粉ものやら豆やらをなんでも入れています。
見えるところに置いておくと、「使うぞ」と思えるので・・・
そして一番のお気に入りは、秋田の大きなあけびの籠。
毎日の洗濯道具一式が詰め込まれています。ふつうだったら
隠してしまいそうなものも、美しい籠に入れればそのへんに
置いていても美しく見えるのが不思議です。
ちなみに塵籠は鹿児島のものです。
北から南まで、しっかり存在している日本の手仕事。
残していくのは大変なことだけど、こんなに美しいものが
自分の国に存在していることをたくさんの人に知ってもらいたい。
これからも使い続けることで作り手の方たちを応援したいです。
最近のコメント