鹿児島にいたとき、お世話になった
叔母と親戚のおじさんが我が家に来てくれた。
あのときは、いろんなことが起こりすぎて、
悲しみにおそわれすぎて、
まわりが見えなくなってしまったけれど...
麓がいなくなって、空っぽだった私たちを
共感してなぐさめるわけでも励ますわけでもなく
庭作業をさせてくれたり、お団子を作らせてくれたり、
「ふつうの日々」として接してくれた人たちの
本当の優しさが今になってよくわかる。
ああいうことがあったからこそ、
忘れられない絆が出来たんだと思う。
無事にまた赤ちゃんを産むまでは、
あの場所には還れないと思っていた。
あの場所には麓の面影がありすぎて、
3人だけでは抱えきれないから...
麓を産んだ病院までの道。
麓と過ごした家のふとん。
麓とお別れした場所。
でも今日2人に葉月のことを祝ってもらったら
心からあの場所に還りたい、と思えた。
新しい命とともに、祖父が眠るあの場所へ。
春になったら4人で行こうね。
あんな素晴らしい「我が家」を
悲しいだけの場所にしたくないから。
新しい気持ちで、麓が産まれた場所に行こう。
そして「5人」になった喜びを味わおう。
1年半。
麓のおかげで3人とも成長したなぁ。
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