ファッション界では2009/2010秋冬コレクション
が出揃っていて、毎度ながら「まだ夏もきていないのに...」
と思ってしまう。
春夏の色使いや透明感から一転、2009/2010秋冬は、
服もメイクもかなり大人っぽいイメージ。ボトムスの丈が長め
だったり、体のラインをはっきり・すっきり見せる服が多い
せいか、すごく上品な印象が強い。柄物は少なくてほとんど
無地&モノトーンなのも、大人っぽさを際立てている一因。
目立ったアイテムは、センタープレスのパンツ、メンズっぽい
ジャケット、ロング手袋、ショートブーツ、そして冬でも
サングラス。多く使われている色はブラック、グレー、ベージュ、
ブラウン系。ファー素材や光沢感のある素材も目立つ気がする。
感じとれたのは下手な小細工のない「潔さ」や、「甘くない
女性らしさ」。世の中のムードが全体的に下降気味な時ほど、
女性の持つ真の強さがより際立ち、輝きを放つのかもしれない。
Elle Onlineのコレクション・リポートより気になった
コレクションをいくつか...。
ニューヨーク:
MICHAEL KORS
ヘアメイクといいモノトーンといい、できるだけボリューム
少なめ、すっきり、な印象。袖なしトップスに手袋、が多い!
ミラノ:
GIORGIO ARMANI
白い肌に赤い口紅が印象的。
グレーが美しいなあと見とれてしまいました。
パリ:
YVES SAINT LAUREN
曲線的なデザインがとても女性らしい。
服にぴったりのヘアメイクが素敵だな〜と感じたのは...
VICTOR&ROLF / LANVIN / VERONIQUE BRANQUINHO
D&G、McQeen、Garconあたりは、やはり流行に左右
されぬ大御所の存在感が満載でした...。
人、空間、音...いろんな要素をぴったり合わせて、ひとつの
コレクションが1年に2回も作られているというのはすごく
大変な作業のはず。一体どれほどの人が関わっているのだろう。
尽きることのない人間の「美」に対する興味。
溺れすぎず、離れすぎず、しばらくはまず内面から...。
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