うまれてすぐの息子
つい最近まで200gしかなかった命は、今日の検診で800gに
なっていました。このあとさらに3倍も成長するなんて
すごいなあ。
今日もまた待合室で「うまれる」の続きを読みました。
生まれてこれたこと自体が本当に奇蹟だなーと感じます。
流産・死産・新生児死等でこどもが亡くなってしまう
「誕生死」のエピソードは涙なしには読めませんでした。
出産予定日の検診で心拍が止まっていることが分かり、
それでも8時間の陣痛を乗り越えて出産し、こどもの死と
向き合った夫婦のお話。しばらくは立ち直れず、それでも
夫婦はお互いを支え合い、こどもが何かを伝えるために
自分たちを選んだと思うようになったそうです。
生まれることもすごいけど、それ以前に受精することが
奇蹟である、とも書いてありました。精子が卵子に辿り着く
までの道のりは、人間の大きさに変えると地球から月まで
と同じくらいだそうです。その間にはいくつもの難関が
待ち受けていて、数億の精子のうちひとつだけが受精できる...
最後に精子が卵子を見つけるために頼るのは"匂い"のような
ものだそうです。サケの産卵のようなことが、からだの中で
起きているなんてあまり想像したことがなかったな。
"匂い"。嗅覚。まさに本能。人間は日々嗅覚が衰えて、あまり
頼りにすることがないけれど、確実にその力は残っていて。
異性に惹かれ、接するときなんかはその力が発揮されたり...
でもずーっと一緒にいると自分も相手と一体化しちゃうから
嗅ぎ分けることが出来なくなってしまう気がします。前に
テレビで「嗅覚は人間の感覚でもっとも鍛える余地が残って
いる」と言っていました。
出産と"匂い"を結びつけたことはなかったけれど、人生で
出産以上に本能を感じられる体験はないと思うので、いろんな
感覚を全開にして、大事な時を迎えたいです。
うまれる予告編
お涙ちょうだいものの映画は苦手なのですが、妊娠・出産
ドキュメントはひとごとじゃないように感じてしまい...
最近のコメント