命の誕生の奇跡と死の自然を知ってから、私は自分の生きがいの
ひとつが、子を産み、育てることだと思うようになりました。
これまでも漠然とそう思ってはいたのですが、よりはっきりと
女性として生まれた自分が残したいものは、命であると感じる
ようになりました。
麓も含めて、4人か5人こどもを産めたら最高だな、と思います。
もちろん、そう簡単なことではないのですが・・・
今日読んだ雑誌に、現代の女性は昔の女性に比べて、生涯に
6倍もの月経回数を経験していると書いてありました。
昔は新生児の死亡率が高かったこともあり、20代・30代は
ほとんど出産、子育てに費やしていました。出産すると、その前後
約2年は月経がなくなるため、その期間は卵巣が休んでいたそうです。
でも現代女性の卵巣は、休む期間が減ったために、疲れていることが
多いとか。卵巣の消耗は、子宮筋腫などの原因にもなるそうです。
雑誌で紹介されていた解決法は「ピルの服用」でしたが、それは
本質的な解決にはまったくならないと感じました。
私の中の答えは「女性が安心して出産できる環境をつくること」です。
経済的にも、衣住食においても、男性との関係においても、本能や感覚に
おいても、すべて。
私のまわりにも「経済的にも体力的にも2人以上は無理」という女性が
たくさんいます。福祉のためのお金が、こどもよりも高齢者に費やされる
理由は、高齢者が選挙権を有しているからだと聞いたことがあります。
そのような社会を変化させることもひとつ。
こどもを産むためには健康な心身が必要。健康な心身をつくるためには
良い食事、良い家、良い職場、つまり良い環境が必要だと思います。
こどもが喜ぶような環境をお母さんにも。そのような環境づくりもひとつ。
そして何より私が大切だと思うのは、「こどもを産むことは女性として
本当に幸せなことである」という認識を男性も女性も持つこと。
現代では沢山のこどもを持つことに対し、なんとなくネガティブな人生を
イメージしてしまいます。昔と違って、若い頃から「こどもを作るな」
という性教育を受けているから当然かもしれません。
こどもが沢山いると、貧しい。そんなイメージを壊すことができたら
うれしいです。
そんないろいろな要因をひっくるめて、「出産に対する現代の価値観を
変えること」が、私の夢の一つです。
最近よく「本当の豊かさ」を問うことが多いのですが、男女の性の
あり方は、その鍵を握っていると思います。
同時に「出産しない」という決断をした女性への理解も深めたいです。
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