「人生で一番幸せを感じたのはどんな瞬間ですか?」
私は迷わず、「こどもがうまれたとき」って、答えます。
「こどもがうまれたとき」とは、妊娠した瞬間から出産まで。
結婚したときよりもずっと幸せを感じたのは・・・なぜ?
結婚もそりゃあ幸せなことだけど、2人で愛を誓うのは、
「その人だけに愛を注ぐ」ってこと。
でも出産は、「愛が増える」ことを私に教えてくれたのです。
ひとつだけだったはずの愛を半分こするんじゃなくて、
もうひとつ、新しい愛がうまれる瞬間。
麓がいなくなってから、1年半。
その間に私のまわりでいくつもの命がうまれ、
いくつかの命が空に還っていきました。
その命にかかわった人はみんな愛を増やして優しい顔に
なっているはず。
たとえそれが悲しい出来事であったとしても、命は必ず贈り物
を届けてくれると思います。
去年0歳で亡くなった麓。
今年99歳で亡くなった祖父。
おんなじ命。めぐる命。
出産・子育てを経験していない人やしないことを決めた人にも
「自分がどんなふうにうまれたか」や「命がうまれる瞬間」
について知ってもらえるよう、メッセージを伝えることが
これからの目標。
こどもの笑顔と泣き顔にいろんなことを考えさせられる日々は
育児休暇という名の、育母休暇であります。
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