雑穀、雑菌、あるがまま・・・

昨日のおやつは、昔幼なじみのYちゃんのママがよく作ってくれた
バナナソテー。有機バナナにてんさい糖をふりかけてソテーしたもの
にプロバイオティクスヨーグルト＆砂糖不使用ブルーベリージャムを
添えてみました。



懐かしい、やさしい味。届いた野菜のなかで黄色く輝いていた
有機バナナは、スーパーで売っているものに比べるとすごく
ずっしり身が詰まっています。

最近息子はヨーグルトが大好きなので、なるべく生乳のみで作られた
ものを購入していますが、今回はてんさい糖の入っているものを
選んでみました。プロバイオティクスとは体内の善玉菌を増やして
腸内細菌のバランスを保ち、病気になりにくい体を作る予防医学のこと
だそう。私たちのからだは見えない細菌に大きく影響されていることを
日々感じることは難しいのですが、細菌と仲良くなるのはすごく大切
なことのような気がしています。毎日食べているパンも、日々使う
調味料も菌と発酵のおかげ。

そういえば、ずっと売り切れで買えなかった寺田本家のマイグルト
を注文することができました。お米と水だけから生まれた無添加の
発酵飲料...どんな味なのか届くのがとっても楽しみです。寺田本家の
蔵元は、病気をきっかけに自然の摂理に学び､生命力のある命の宿った
酒造りをしているそうです。お酒の成分ってあまり気にしませんが
添加物の入ったものがかなり多いのです。
サイトには蔵元のこんな言葉が。

日本の風土の中で菌を食べ、菌といっしょに仲良く暮らしてきた日本人。
昔から醗酵の持つ素晴らしさに不思議さに魅せられていたのだろう。
微生物が生命をかけて化学変化を起こし、その生命もいっぱい詰っている醗酵。
醗酵にはたくさんの色々な菌がかかわる方がいいようだ。
有用菌（人間の都合でそう呼んでいる）だけより、雑菌も大切な役割をする。
お腹の中でも有害物質をも作るという大腸菌。仮にもしもいなくなったとしたら、
有用菌は働かなくなってしまうという。
抗菌グッズで身を守る事より自然の中でたくさんの菌と触れ合う事で醗酵し、
免疫を高め、元気になっていく。人間もさまざまな菌に助けられ支えられながら
生かされている。お酒だってそうだ。雑菌が関与しながら醗酵するほうが
コクのある深い味わいのあるおいしい御酒（おみき）が醸し出される。
それこそ百薬の長にもなる。
『都合の悪い菌だけ排除する事ではうまくいかなくなる。
仲良くする事でうまくいくようになっている。』
またひとつ、微生物から大切な事を教えられた。

力で自然をコントロールするのではなく、自然の力に任せること。
いろんなことに当てはまりそう。

なるべくそんな風に自然の力に任せて生まれたものを、日々からだに
取り入れるよう心がけています。今はまだまだ値段が高くて手が出ない
ことも多いオーガニック／無添加食品ですが、出来る範囲で生産者の方
たちを応援していけたら...毎日消費するからこそ、毎日からだに入る
からこそ、make it betterな選択をしたいです。



オーガニックシリアルは毎日食べ続けるにはまだまだ高いですー。



盛岡正食普及会の岩手産無漂白強力粉。
なんとシンプルな包装。全粒粉パンと食べ比べてみようと思います。