ここ1年半くらい、妊娠と出産を繰り返しているせいか、
息子との外遊びは専ら夫に任せています。
それが、2〜3歳であったことは素晴らしいタイミング
だったように思えます。
母親はどうしても心配性になってしまうので、こどもの
挑戦や無謀な試みを、ついつい止めてしまいます。
一緒に木登りしたり、のこぎりで何かを切ってみたり、
びしょぬれになったりできるお母さんって、なかなか
いないんじゃないかと・・・
2〜3歳の頃に発揮する好奇心や冒険心、いたずら心は
すべて大人になったときの好奇心、冒険心、ユーモアに
つながっているといわれています。親がじっとこどもの
チャレンジを見守ることで、その子にも忍耐力や集中力が
備わるとか。
ということは、親がすぐに怒ったり、ダメというたびに
その子が大人になったときに備わるはずの好奇心や冒険心、
忍耐力や集中力を摘み取っているということかもしれません。
もしこどもが大きくなったとき、臆病で自信のない、いつも
イライラしている人に育ってしまっても、その子のことを
責めることはできないということ。それはそのまま、その子が
小さかったときの親の態度を映しているのだから。
そう考えたら、小さなことでイライラするのが、もったいない
というか、未来の可能性を狭めているような気がしてきて、
だんだん私もYも寛容になることができました。もちろん本当に
危ないことや、人に迷惑がかかることについては怒るけれど、
なるべく自分の都合では怒らないように心がけています。
(ついついイラっとすることも多々ありますが・・・)
そして夫は、いつでも息子のやりたいことを、自分の力でやらせる
ようにサポートしてくれています。そのおかげで、息子は平気で
ひとりで木に登り、何にでも挑戦する、好奇心旺盛そして
失敗してもまったくイライラしない前向きな3歳になりました。
手足が汚れても、テーブルにこぼしても、いい。
むしろ「きれいすぎる」ことが不自然な気がして。
先日親に聞いたら、小さい頃は大してうがいも手洗いも
しなかったとか。消毒液と洗剤で溢れている今の世の中が
いきすぎている、と思うのです。自然に備わっている免疫や
生命力を低下させてしまうのではないかと・・・
さらに日々感じているのは、教えないことの大切さ。
放っておけばできるようになることを、現代ではついつい手助け
してしまいがちです。何かと「トレーニング」するための物が
溢れていて、親心をくすぐります。トレーニング用お箸、便器、
パンツ、などなど・・・
でもこの3年で、まあ何もいらない、と思うようになりました。
ちょっと昔までは何もなかったのだし、親の姿を見て自然に
覚えてくれるのだと・・・。
これからきっと大きな壁にぶつかったり、私たち夫婦が何かに
思い悩んだり、たくさんの出来事が待ち構えていると思います。
どんなにこどもが大きくなっても、親の悩みは尽きないもの。
それでも私たちは、こどもを前向きにサポートできるよう
夫婦で子育てを楽しんでいきたいと思います。
今日も息子と過ごした1日が最高に楽しかった!
色々なものを削ぎ落とすことの大切さは、子育てにも共通
するのだと日々教えられています。
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