出産前は「育休中は仕事に役立つ知識を身につけるぞ!」と
意気込んでいましたが、おんぶで動いていないと寝てくれない
娘と過ごす日中に、読書はなかなか難しい状況です。
なので、この機会に「一生懸命主婦をする」ことにしました。
この数週間、掃除の時間以外はほとんど台所で過ごしています。
台所に立てる時間が少ないときには、作れないものを作りたい。
そう思い、食事以外に天然酵母パン、お菓子、シリアルなどを
作っています。なるべく自然に近いものを作ろうとすると、
自然の法則や、自然の時間に人間があわせなくてはなりません。
カップラーメンは一年中どこでも食べられるけど、味噌やパンは
気温や発酵時間を考慮しなければならないので、それなりに
時間がかかります。でも、そういう食事に慣れてくると、それが
不思議と全然苦ではなくなります。むしろ自ずとその日そのときに
何をすれば良いか、が見えてくるようになります。
我が家は農作物や調味料のほとんどが市販のものを使っていて、
自分で作ったのは、味噌、梅干し、糠漬け、パン、クッキー、
ケーキ、シリアルくらいですが、それでも「自らつくる」という
行為が1日の中にあるだけで、時間の使い方や家族との過ごし方が
濃密になりました。
つくり続けていると、毎日毎日目標ができます。
今日はこうだったから、明日はこうしよう・・・
今年はこうだったから、来年はこうしよう・・・
毎日同じことをしているようなお母さんの仕事。
でも取り組み方次第では、仕事に優るとも劣らない、
鮮やかな虹色の日々。
数十年前までは当たり前だった、「おうちのおやつ」や
「おふくろの味」。働くお母さんに戻っても、なんとか
時間を見つけて、今回の育休で作り上げた「自分の味」を
家族に出せるようにしたいと思います。
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