細かい部分まで決まるまではもう少し時間がかかりそうです。
家を建てるとなると、本当にたくさんの段階を踏む必要があるのですね。
特に鎌倉市は景観を守るための様々な決まりがあるので大変らしいです。
今後もし世界遺産に認定されたら、もっと大変になるかもしれません。
今のところ決まったことは
・ロフトまで梯子じゃなくて階段で登れる
・窓の位置
・キッチンの棚も木材で
こんな素敵な吊り戸棚になるそうです、うれしい。
今後決めて行くのは
・どんな家具、設備を設置できるか
・玄関のドアや窓枠も木材で作ることは可能か
・外構も木材で作ることは可能か
などなどです。
今回、素材工房の西澤さん&吉澤さんから天然住宅の本をいただきました。
まだ30のうち2つの方法しか読んでいませんが、天然住宅でよかった
とつくづく思いました。著者のひとり、田中優さんが20年以上前
マレーシアから招いた女性たちの言葉...「私は日本が私たちの森を
伐採していくのを見て、きっと日本は砂漠のような国なのだと思って
いました。私たちのなけなしの森を奪っていくのだから、きっとそんな
国だと。でも飛行機が降りていくと、一面の大地は見渡す限り森では
ないですか。なぜみなさんは私たちの森を奪うのですか?」
食べものや洋服はオーガニックが注目されますが、家や家具はまだまだ
注目度が低いように思えます。自分が一生住む家を安い熱帯林木材をつかって
建てることで、遠い国の誰かが苦しむことになると分かれば、人々の選択は
変わるかもしれません。最近やたらと安いものが多く、「適正価格」について
疑問をもつことが多々あります。安過ぎる、ということは裏に必ず理由が
あって、どこかで不適切な待遇を受けている人たちがいるのではないか、と。
また、住宅に使用されている化学物質は約500あるのに、ハウスシック法
で規制されているのはたった2つだそうです。これではアレルギー体質の
人が増加するのも無理はないように思えます。
残りの28の方法を読むのが楽しみです。
打ち合わせ後はまたまた日本酒を酌み交わしました。
今回は息子の1歳を祝うケーキまで持参していただき...。
夕食を囲んで皆で家や建築社会について話すひととき。回を重ねるごとに
家を建てる楽しみも増していきます。
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