出汁をしっかりとった味噌汁が「おいしい」と友人に
ほめられ、それだけでまた料理が一段と楽しくなりました。
パスタやカレーをほめられるより、なんだか余程うれしいのは、
和食を見直しはじめた、この年齢だからかもしれません。
そして和食の中でも特にすごさを実感している発酵食。
さっそく塩麹の浅漬けを作ってみました。
作ったと言っても、入れて揉んでおいとくだけです。
それから、日々出汁をとる昆布と椎茸。これを刻んで
お酢としょうゆと味醂で佃煮にするのです。これまた
いいお酢のおかげで発酵食となるそうです。
この組み合わせは我が家の定番となりそう。
それからついに覚悟を決めて、家族だけの食事のときは
土鍋でご飯を炊いてみることにしました。
作ってみると、とっても簡単。おいしい。あったかい。
土だけでできた土鍋は、使っているうちにひびが入って
しまうけれど、そんな日はおかゆを炊いてでんぷん質で
ひびを埋めるそうです。そうすることで、どんどん丈夫な
鍋になるんだそうです。
誰かが手で作った道具を眺めながら、ごはんを作るのが
とってもおもしろいです。
最近一番のお気に入りは、もやい工藝で見つけた沖縄県
松田共司さんの角皿。
珍しいなんともいえない色に一目惚れして、毎日使ってます。
「今回のようにうまく仕上がることは珍しい」とおっしゃって
いました。
山を走ることもそうでしたが、人が作ったものの温もりや、
自分の命がうまれたこの場所のものに囲まれることも、4月の
悲しみをあたたかさに変えてくれています。
今日の夕飯:
納豆ごはん
鮭の塩麹漬け
黒豆煮
昆布の佃煮/かぶと胡瓜の塩麹浅漬け
かぼちゃとあおさの味噌汁
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