Sun Dance

living organism

Meaning of "family" for biological classification:

A group of organisms, either animal or vegetable, related
by certain points of resemblance in structure or development,
more comprehensive than a genus, because it is usually based
on fewer or less pronounced points of likeness.

家族＝夫と妻と子、と辞書には書いてあるけれど、生物学で
いうようなfamilyでもあると考えたら、なんだかしっくりきた。

もともとは別の場所で生まれたふたり。まったく違う家庭で育ち、
まったく違う遺伝子と細胞をもったふたり。

不思議なことにふたりは出会い、惹かれ合い、同じ屋根の下で
暮らしはじめたら...

同じリズムを刻み、同じものを食み、同じ空気を吸い込む。

からだに入れるものが似てくると、だんだんからだの成分も
似てきて、歳をとった夫婦が似ているのも納得。

自分の刻むリズムが、作る食べ物が、生み出す空気が、
家族のからだに入っていく。

家族のリズムが乱れるのも、からだが壊れるのも、空気が汚れるのも。
自分の行動が大きくかかわっている。
そう思ったら、自ずと変わるライフスタイル。

ふたつの有機体が生み出す奇跡。違う部分はそのままに、
同じ部分が増えていく。違うからこそおもしろい。
交わらない平行線と、すぐに交わる曲線。

誰も作ることのできない芸術作品を作るように。
味わったことのない果実を実らせるように。
安心しきって動かなくならないように。

動物も植物も、自分をより進化させる場所を求めて移動する。
繋がれていく有機体。限りあるけど終わりはない。

おうちプロジェクト：補強

上棟式から１週間がたちました。最近はちょこちょこ現場を見に行って
います。雨の日でも作業をしてくださる大工さんの顔を見るだけでも
家を作ってもらえるありがたさが増します。

この数日間は柱の補強がすすんでいます。



筋交いの木材も国産の無垢材です。
筋交いとは、柱と柱の間に対角線に取りつけられる補強材のことです。
これを取りつけることでねじれを防ぎ、横からからの衝撃にも強くなる
そうです。



こんな立派な強化金物がついてました。見るからに耐震性が高そう。

来週はいよいよ我が家の構造見学会が開かれます。
完成したら見えなくなってしまう、家の大事な部分を見ながら
構造の説明を聞けるそうです。
住宅から世界を変えること、興味のある方は是非〜。

INCENSE for rainy day

発売してずいぶんたっているけれど、最近購入して日々のBGMになって
いるのは「New Amerykah Part Two: Return of the Ankh」。



前作に引き続きすごく凝ったジャケット。色彩、花と月。

３人のこどもを産んでもなお世界中にメッセージを送り続ける
エネルギーに圧倒されます。でも彼女のアートにはメッセージを
伝えるぞ！という力のこもった感じはまるでなくて。漂う大気が
発せられた言葉を耳元に吹き込む、というような感じ。お香の
ようにいつの間にか心に染み入って、最後に煙だけ残るような...

攻撃的で積極的で刺激的なのに、優しくて、愛とユーモアに溢れて
いる。そこに魅力を感じます。

J.F.ケネディが暗殺された通りで服を次々に脱いでいき、最後には
全裸になって倒れ込む、というPVが話題になった曲 - WINDOW SEATも
歌詞の内容はすごくよく分かる心とからだの矛盾。

Window seat
Don’t want nobody next to me
I just want a chance to fly
A chance to cry
And a long bye bye..
But I need you to miss me
Need somebody come get me
Need your attention
Need your energy yes I do
Need someone to clap for me
Need your affection
Somebody say come back
Come back baby come back
I want u to need me

New AmerykahはPart3まで続くらしいので、次作のアート＆音も
楽しみ！また来日してくれるといいなあ。

この秋は来日時のファッションからインスピレーションを得て
黒のトレンチコートにスウェットパンツ、ソックスにヒール、
ベレー帽などを合わせて出かけてみたいです。

鎌倉 今日の波 伝わる熱

鵠沼
サイズ：モモ
風：弱オンショア
人数：混雑

友人と早起きして数年ぶりの鵠沼にいってきました。
５時前に起床、８時には海からあがり帰宅。ドアを開けると息子とYは
男ふたりの朝食タイムでした。今日も家族に感謝。

友人のMちゃんは大学の先輩で、１児の母。私と一緒に海に入った
ことがきっかけでサーフィンを始めたと勝手に思っていますが・・・
今では私よりよっぽどサーフィン頑張ってます。

いやいや、サーフィンだけではなくランニングもスイミングも！
子育てしながら仕事もこなし、オフにはからだをしっかり動かしたり
音楽聴いたり本を読んだり・・・。時間を上手に使って思い切り日々を
エンジョイしているMちゃん、すごいママです。今年は月に一度一緒に
海で特訓する予定。大好きな海で、大好きな人と時間をともにできるって
やっぱりいいなー。

昨夜は初めて家でシンプルなプリンを作りました。
マクロビオティックではありませんが、素朴で簡単でおいしいです。
茶碗蒸しもそうですが、ゼラチンや粉類を使わないせいか固さの
「あやうい感じ」がなんともよかったです。



あったかいプリンは脆すぎて崩れてしまいました。
冷やしたプリンはもう少ししっかり固まりました。

そしてこれまた昨夜初めて作ったのが、にんじんタイムごはん。
すりおろしたにんじんを１本分お米のうえにのせ、タイムと塩をふり、
水とコンソメ（今回は野菜スープで代用）を入れて炊くだけ。
色もきれいだし、バターを入れたかのようなコク。にんじん嫌いでも
きっと食べられると思います。

鎌倉 今日の波 贅沢なさんぽ

七里ケ浜
サイズ：胸〜肩
風：弱オンショア
人数：少なめ

保育園のお迎えにいくときは海沿いを走るので、波が良く見えます。
今日は夕方になって風が弱まり、とてもいい波が...

入れないのは残念でしたが、夕焼けを見に息子と海まで散歩。
ピンクの空がとてもきれいでした。



ずっと波を見ていたら、あっという間に真っ暗に。



突然夕方になって波がよくなったときに、夕焼けを見ながらサーフィン
できるのは、海の近くに住んでいないと難しい。

いつか、突然海に行けるような暮らしをしたいなあ。と、いつも
言っている気がします...。
でもこんな時間に海を散歩出来ることも贅沢なのかもしれません。
そういえば夜の散歩は息子にとって久しぶり。灯り始めたあかりを
指差して「か、か、」と言っていました。「ぴかぴか」と言ってた
のかな？そして最近は工事中の看板に描いてあるヘルメットを
かぶった人の絵に挨拶します。

雑穀、雑菌、あるがまま・・・

昨日のおやつは、昔幼なじみのYちゃんのママがよく作ってくれた
バナナソテー。有機バナナにてんさい糖をふりかけてソテーしたもの
にプロバイオティクスヨーグルト＆砂糖不使用ブルーベリージャムを
添えてみました。



懐かしい、やさしい味。届いた野菜のなかで黄色く輝いていた
有機バナナは、スーパーで売っているものに比べるとすごく
ずっしり身が詰まっています。

最近息子はヨーグルトが大好きなので、なるべく生乳のみで作られた
ものを購入していますが、今回はてんさい糖の入っているものを
選んでみました。プロバイオティクスとは体内の善玉菌を増やして
腸内細菌のバランスを保ち、病気になりにくい体を作る予防医学のこと
だそう。私たちのからだは見えない細菌に大きく影響されていることを
日々感じることは難しいのですが、細菌と仲良くなるのはすごく大切
なことのような気がしています。毎日食べているパンも、日々使う
調味料も菌と発酵のおかげ。

そういえば、ずっと売り切れで買えなかった寺田本家のマイグルト
を注文することができました。お米と水だけから生まれた無添加の
発酵飲料...どんな味なのか届くのがとっても楽しみです。寺田本家の
蔵元は、病気をきっかけに自然の摂理に学び､生命力のある命の宿った
酒造りをしているそうです。お酒の成分ってあまり気にしませんが
添加物の入ったものがかなり多いのです。
サイトには蔵元のこんな言葉が。

日本の風土の中で菌を食べ、菌といっしょに仲良く暮らしてきた日本人。
昔から醗酵の持つ素晴らしさに不思議さに魅せられていたのだろう。
微生物が生命をかけて化学変化を起こし、その生命もいっぱい詰っている醗酵。
醗酵にはたくさんの色々な菌がかかわる方がいいようだ。
有用菌（人間の都合でそう呼んでいる）だけより、雑菌も大切な役割をする。
お腹の中でも有害物質をも作るという大腸菌。仮にもしもいなくなったとしたら、
有用菌は働かなくなってしまうという。
抗菌グッズで身を守る事より自然の中でたくさんの菌と触れ合う事で醗酵し、
免疫を高め、元気になっていく。人間もさまざまな菌に助けられ支えられながら
生かされている。お酒だってそうだ。雑菌が関与しながら醗酵するほうが
コクのある深い味わいのあるおいしい御酒（おみき）が醸し出される。
それこそ百薬の長にもなる。
『都合の悪い菌だけ排除する事ではうまくいかなくなる。
仲良くする事でうまくいくようになっている。』
またひとつ、微生物から大切な事を教えられた。

力で自然をコントロールするのではなく、自然の力に任せること。
いろんなことに当てはまりそう。

なるべくそんな風に自然の力に任せて生まれたものを、日々からだに
取り入れるよう心がけています。今はまだまだ値段が高くて手が出ない
ことも多いオーガニック／無添加食品ですが、出来る範囲で生産者の方
たちを応援していけたら...毎日消費するからこそ、毎日からだに入る
からこそ、make it betterな選択をしたいです。



オーガニックシリアルは毎日食べ続けるにはまだまだ高いですー。



盛岡正食普及会の岩手産無漂白強力粉。
なんとシンプルな包装。全粒粉パンと食べ比べてみようと思います。

おうちプロジェクト：上棟式

前日の大雨が嘘のような快晴に恵まれた土曜日、待ちに待った
上棟式が行われました。

上棟式に参加するのは初めてなので、どんなものを用意したら
いいのか、どんなことをするのか、まったく知りませんでした。
ネットの力を借りていろいろ調べ、お弁当、飲みもの、おひねり、
御祝儀などを準備していざ現場へ。

到着するとまず目に入ったのは、柱の上の立派な矢車。前回来た
ときは基礎しかなかったのに、しっかり棟上げされています。



大工さんや工事に関わっている方たち、天然住宅の方、そして
家族...総勢約２０人が集まり、まずは神様へのご報告。お祈り
することで、今まで森の一部だった木材が、家の構造材として
私たちを守ってくれるそうです。



そしていよいよ大工さんとYが柱の上にあがって、おひねりと
お餅、お菓子を撒きます。若い大工さんにとっても初めての出来事
だったらしく、慣れない様子でお餅を投げていました。

甥っ子姪っ子に加え、近所で遊んでいたこどもたちも巻き込んでの
楽しいひととき。こどもたちは建築途中の現場に大興奮しながら
柱の上を渡って遊んでいました。

最後は皆でお弁当を食べながら話し、無事終了。最後まで雨も
降らず、本当によい１日でした。家が完成したら隠れて見えなく
なってしまう構造材や土台の素材を見て感激です。
木酢液につけた木材は薫製のようないい香りがしました。

長い１日だったにもかかわらず、息子も皆と会えたせいか終始
ご機嫌。Yに抱かれて柱の上にも上がりました！



今後も怪我や事故のないよう、無事に家が完成しますように。
日本古来の伝統行事をを知ることが出来て嬉しかったです。
またまた現場の方々と家族に大感謝の１日でした。

おうちプロジェクト：基礎

いよいよ今週末は上棟です。仕事でほとんど見に行けませんが
すっかり基礎が出来上がっています。

今日の現場はこんな感じ↓。



燻煙乾燥で耐久性を高め、そして木酢液に浸けて防虫対策が施された
木材です。確かによく見る木材と色が違う！

土台は水の量を少なくして、水セメント比を高くした高耐久の
コンクリート。固練りで作業性は劣るけれど、耐久性が高い
そうです。さらに、コンクリートの表面をガラス質化することにより
コンクリートの中性化の進行や、内部の鉄筋の錆びの進行を抑える
とのこと。さすが２００年住める家です。



床下には湿気対策として金属パッキンが設けられて、床下を換気して
くれます。木材が浮かんでいるみたいで何だか不思議。



機械ではなく手で刻まれた木材です。これからひとつひとつパズルの
ように組み合わされていきます。組むときも機械ではなく木槌です。
そんな職人技で作られた家に住めるなんて、嬉しい限り。

昨日から息子が急に掴まらずにすくっと立ち上がり、何歩か歩くよう
になりました。あっという間に家が完成してしまうように、息子の
成長も日々著しいです。家が完成する頃にはしっかり歩けるように
なっているかな。息子の踏みしめる杉の無垢材は、きっと素足に
心地よいだろうなー。その杉が間伐された森からも、上棟式に職人さん
が駆けつけてくれる予定です。

鎌倉 昨日の波 ingredients

七里ケ浜　稲村ケ崎寄り
サイズ：モモ〜コシ
風：オフショア
人数：３人

息子を起こさないようにそっと早起きして波を見に行ったら、少し
割れ始めていたので、さささと準備して海へ。

普段あまり入らないポイントですが、ロングには最高の波でした。
もっと入りたかったけど...保育園＆仕事の時間に間に合わない
ので、３０分でtime up。それでも4〜５本乗れました。これで
また数日海に入れなくても、心身ともに健康でいられます。

今日はオンショアでハードそうでしたが、明日は風向きが変わって
波も落ち着きそうです。

海からあがった後はシャワーを浴びるのですが、ふとシャンプーを
見ると「すごい数の成分が含まれているなー」と思いました。
なるべく海と体に害のなさそうなものを選んでいたつもりでしたが、
もっともっと息子にとって安心なものがありそうです。

先日購入したコンディショナー（リンス？）に含まれているのは
クエン酸やグリセリンなど、たったの５種類しか成分が含まれて
いないのですが、すごく指通りがいいのです。今使っている
シャンプーがなくなったら、ぜひ同じメーカーのものを買いたい
です。

その影響で、最近自分でクエン酸とグリセリン、野草を調合した
液体を保湿液として使っています。確かに化粧品類は「贅沢な
ものを買うことで満たされる」という部分もあるとは思いますが
こどもにとって安全かどうかが、この頃の最優先基準です。

オーガニックな化粧品の成分を見ていると、改めて植物の力は
すごいなあ、と驚かされます。新しい家の庭では、シャーマン
になれそうな植物を育ててみたいです。海の近くだとハーブ類
が育てやすい、とママ友達に教えていただいたので楽しみ。

17 years later

週末は息子をYに見てもらい、高校時代の友人の結婚パーティーに参加
してきました。

新郎Kくんとは高校１年のときに同じクラスで、私が留学するきっかけと
なった人です。とにかく熱い心の持ち主で、よく語り合ったり詩を交換
したり（！）、どちらかといえば口数が少ない私の「伝えたいこと」を
理解しようとしてくれた人でした。

卒業後は大学が遠かったり、彼が福島の酒蔵で修行していたり...で
なかなか会う機会はありませんでしたが、久々に会っていろんな記憶が
フレッシュに蘇りました。 そんな彼が１０年間お付き合いしていたという新婦のMさん。
どんな方だろうとわくわくしていたのですが、本当に本当に素晴らしい
方で、なんだかすごーく納得してしまいました。私のまわりにいる男性は
「どこでそんな素敵な人と出会ったの！？」というくらい、皆さん
かっこいい＆かわいい方と結婚されてますが...それってきっと、ふたり
が過ごす時間の中でお互いが磨かれていったのかもしれません。幸せそうな
ふたりの姿を見るのは本当にハッピーです。
どうぞ末永くお幸せに...。

まったくの余談ですが、最近巷で「龍馬ゆかりの...」という看板を
しょっちゅう目撃します。なにが事実かはわかりませんが、結構事実が
脚色されてるな〜と感じることが多々。龍馬に限らず、そういうこと
はよくあるのだと思います。そんなときに心に残ったハトリミホさんの
言葉。

私は、歴史の教科書から、ヒューマニティーな温度を感じたことがない
のですが、そこに、ヒューマニティーな温度を自ら足していくことが、
歴史の勉強なのかもしれません。
歴史の勉強とは、教科書に載っていないことを意識することから、その
教科書の客観性が生かされてくると共に、その国、時代の癖というものが、
見えてくる個人的な心の動きなのかもしれません。
決して、誰かが教えてくれるものではないのではないかと、思えてきました。
（ブログより抜粋）

歴史も、ドキュメンタリーも、鵜呑みにせず自分で掘り下げていかないと
見えてこないな、と改めて感じました。それって勉強に限らず仕事や
普段の生活にも通じることで。もっといえば、友人関係や夫婦関係にも
いえるのかも。「ずっと一緒だから分かる」と安心する部分もありつつ、
そのときそのときのお互いを理解する努力を惜しまぬようにしたいと
思います。



父と息子でのお留守番はなかなか楽しそう。
おやつを食べながら寝たふりします。