Sun Dance

雨の日の詩

静かな春の雨が降る日、ふと思い出したように引き出しを開けて
ネックレスを磨き出す...。目に留まったのはSERGE THORAVAL。



１０年近く手元にあるのに、刻まれた文字の意味を気にしたことが
ありませんでした。調べてみると...

フランスの詩人、ポール・エリュアールのもの。
内容は、

子供を授かるということは、人々の父となることであり
火も場所もなく、自由な身で子供を授かるということは
人々、自然、祖国を再発明することである
全人類の祖国　永遠の祖国

文字の内容を知ると、一層大切なものに思えてきます。
ポール・エリュアールといえば、サガンの小説のタイトルに
使われたことで有名。

悲しみよ　さようなら
悲しみよ　こんにちは
お前は天井の線の中に書き込まれている
お前は愛する人の目の中に書き込まれている
お前は悲惨さなんかじゃない
どんな貧しい人でもお前の名を口にするのは
微笑みながらだ

悲しみよ　こんにちは
いとしい肉体の愛
力強い愛
愛からはやさしさが滲み出す
形なき亡霊のように

失望した頭
悲しみ　そして美しい顔
壺齋散人訳

フランス人は愛について言葉にすることに長けているのでしょうか。
サガンの小説を読んだとき全体の内容というよりも、脇の方で出てくる
ちょっとした文章にはっとすることがあります。

「与えた物を失ったことはぼくはいまだかつてない
盗んだ物が高くつくんだ」
冷たい水の中の小さな太陽より

たとえ自分がすべてをかけて与えた愛を、いつか相手が拒んだとしても
その愛は失われるわけではない...と。うーん、納得。

個人的には「ある微笑」の瑞々しい文がとても好きで何回も読み返しました。
ひょんなことから連鎖したアクセサリー、詩、小説。
本物は、時を越えて、国を越えて、ちゃんと繋がるものだなあ。

鎌倉 今日の波 くすり。

七里ケ浜
サイズ：コシ〜ハラ
風：オフショア
人数：１０人

今日はYに誘われ、ひさびさにふたりでサーフィン。
人はやや多めでしたが、すごく形のいい波が割れていました。
七里はときどき驚くほど綺麗な波がたちます。引っ越した後は
由比ケ浜が一番近くなるけど、ときどき七里にも通いたいな、
と思っています。

いい波に乗ると、長く乗れるしナゼか自分が上手くなったような
錯覚に陥ります。あんな波で毎日練習できたらいいな〜。世界には
そういう場所がたくさんあるんだろうな。いつかふたりでひたすら
サーフィンする、という旅に出たいです。

パドルが遅すぎて、たくさん波が来たのに３本しか乗れませんでした...
が、その３本が最高だったので大満足。

これから息子を保育園に迎えに行きます。そのあとは耳鼻科へ。
この１ヶ月息子の咳と鼻水が続いているので、病院通いの日々です。
最初はとまどっていましたがさすがに慣れてきて、色々と勉強になる
ことが多いです。まだまだあたふたすることも多いけど、こうして
母と子はたくましくなるんだろうなぁ。

行く病院によって診断も薬の処方も様々。同じ小児科なのに不思議
ですが、お医者さんのいうことは正しいと鵜呑みにしてしまうので
結構こわいです。ある病院では咳を抑えるための薬をもらい、また
あるところでは咳をして痰を出すための漢方薬をもらい...。
西洋医学と東洋医学、それぞれの良いところ悪いところがあり
どっちがいいとは言い切れませんが、息子のからだに起きている
悪いことを根本から改善できたら一番いいなと思います。

赤ちゃんはあまり免疫がないし、症状が急変することもよくあるので
現代医学に頼りつつ自然療法や食事療法でサポートしていくのが
いいかな、と考えています。



今日も寒いですね。水中のほうが温かかったです。
最近気に入っているのは蜂蜜＋きなこ＋豆乳。

Jour de la Terre 22 avr

今年もこの日がやってきました。
昨年は出産の予定日が近づいていて、少しそわそわしていたことを
思い出します。

この日にふさわしく、今夜は天然住宅との打ち合わせ。
そして今朝は、先日Yが説明会に参加した広町緑地の保全ボランティアの
連絡がきました。来月から緑地内での畑づくりに参加する予定です。

緑地内では実に様々な野菜が栽培されているそうで、秋には収穫祭
があるとか。自分が栽培に携わった野菜を食べられるなんて、いいなあ。
今年地球でできることのキーワードは「家」と「畑」になりそうです。

ちなみに広町緑地では３歳以上のこどもが参加できる「かまくら緑の探偵団」
という会があって、月に１回緑地内での活動を行っているそうです。内容は
畑や田んぼの作業体験、自然観察、ハイキングなど。息子が３歳になったら
是非参加させたいな〜と考えています。

自分も宇宙に浮かんでいること。大きな惑星のひとつに住んでいること。
その同じ惑星の中で苦しんでいる人もたくさんいること。
毎年この日が来ると思わずにはいられません。少なくとも自分のまわりに
いる人たちがハッピーになれるよう、幸福の連鎖をつくる努力をしなくては。

鎌倉 今日の波 春キャベツ

七里ケ浜　鎌倉高校寄り
サイズ：モモ〜コシ
風：サイドオフ
人数：１０人

この天気のよさ、ほどよい波。最高のサーフィン日和です。
１時間程すると、急に波がなくなってしまったので５本くらい
乗ってあがりました。からだを動かした後のごはんは最高！

昨夜のおかずの残り、もはや定番メニューになったひじき煮。
三浦の釜揚げひじきです。そして届いた春キャベツ＆新玉葱で
つくった「ロールしないキャベツ」。芯までおいしい。






そして昼食後はマイベストおやつを更新したバナナマフィンが
待っていました。米粉と豆乳で作ってみたら、さくさくふわふわで
当分はまりそうです。



この春は台所に立っている時間がかなり多いです。
来月からはなかなか平日におやつ作りができなさそうなので
いまのうちに練習できてよかった！

Start Line

産後ずっとやりたかったことのひとつ、「ランニング」を今日ついに
実現することができました。

息子とYを見送り、波をチェックすると強いオンショアだったので
これは！と思い、そそくさと着替えて広町緑地へ。

走るのはあまりに久しぶりなので、登り道は歩きながら。
でもこんな道が目の前にあったら、思わず走ってしまいます。



緑の中、桜の花びらを踏みながら走るのはとても心地よくて
約１時間があっという間でした。もともとあまり汗をかかない
体質なので、やはり積極的にからだを動かして代謝を促さねば...
と改めて感じました。今後徐々に距離をのばしてみます。

道路ではなく山に入って走ると、日常の音から離れてひとり集中
できるのがいいですね。ipodも必要ないくらい、鳥や水の流れ
など癒される音に溢れています。

脳をつかって考えたり、仕事で疲れたり、ではなく、
からだを動かす→お腹が空く→眠くなる
という本能的なサイクルがあってこそ心身ともに健康になれる気が...。
昔の人は常にからだを動かして生活していたから、心にかかる
負担が小さかった、という文章を読んだことがあります。からだを
動かして疲れることと、心が疲れることは反比例の関係にあるのかなあ。

棚の奥から引っぱり出したランニング用の服。



以前「自治会の見回りみたいだね」といわれました...が
個人的には蛍光グリーンが気に入っています。ひとつ残念だったのは
靴が足にあわず踵が痛くなってしまうこと。のんびり新しいのを探す
ことにします。

Erykah filled with LOVE

Erykah Badu @ Zepp Tokyo - 20100416



以前このブログでも書いたエリカ・バドゥのライブにはじめて行きました。

ライブ音源を聴くだけでも、すごいなーとは思っていましたが
実際はＣＤよりもずっと美しく、パワーがある歌声でした。
でも歌がうまいという以上に、そのオーラと存在感が印象的でした。

彼女の歌う姿を見て突然「ああ、このひとはたくさんの愛に
つつまれているんだな。」と感じました。歌という才能を
媒介にして、多くの人を幸せにするために必要なこと。

特別な才能があってもなくても、誰かに、もしくは何かに対して。
愛をもって臨めるかどうかで、まわりのひとをhappyにも
unhappyにもできてしまうように思います。

Devendra Banhertのライブを見たときと同様、強い意志を
もって自分を表現しているひとを見るのが、とても気持ち
よかったです。

そしてまたまたファッションも素敵だったな...。
迷いがない人って着るものにも迷いがない、と再確認。

特に好きな曲を２曲とも聴けてうれしかったです。
ますます好きになりました。

メープルスコーン

体調を崩して以来、市販のおやつを一度も食べていません。
慣れるとなぜか食べたい、という気持ちも薄れてきました。
毎日のおやつ作りが楽しみになったのかもしれません。

今日作ったメープルスコーンはここ最近作ったおやつの中で
一番おいしかったです！



砂糖を一切使わず、メープルシロップのみで甘さをつけました。
豆乳、全粒粉を使っています。素朴な甘さが癖になります。
翌日でも温めて食べられるので、仕事が始まってもこれなら
作れそうです。



実は１回目に作ったときは、ベーキングパウダーのかわりに
重曹を入れたのですが...量が多かったのですごい苦みが出て
とても食べれたものじゃありませんでした...。今回はちゃんと
ベーキングパウダーを使ってリベンジ。

添加物が気になっていたベーキングパウダーでしたが、昨日
見つけたのは見た目も素敵なRUMFORD社のもの。
アルミニウムフリー、コーンスターチは非遺伝子組み換え品。
今後のお菓子作りの幅が広がりそうです。



もうひとつ食べちゃおうかな...。

鎌倉 今日の波 Recovery

七里ケ浜　鎌倉高校寄り
サイズ：胸〜肩
風：オフショア
人数：１０〜１５人

体調がだいぶ落ち着いてきたので我慢できずに海へ...。
結構サイズがあったので、久しぶりのボディーボード。

混雑していてもなぜかボディーボードだと積極的に乗れます。
セットの一番大きい波を待つ、というのも久々の感覚で
気持ちよかったです。今度から大きい波のときはロングではなく
ボディーボードで海へ行こうと思いました。

今日から息子は午後までの保育。お迎えまで時間があったので
ずっと気になっていた手広にあるオーガニックマートよこい
へ行きました。由比ケ浜のかなや食品よりも品数が多く、魅力的な
ものがたくさんありました。今日は国産米粉、そして国産小麦を
使った生パスタを購入。次回は豆乳ホイップクリームを買う予定です。
近所で頑張っている有機＆健康食品のお店、応援していきたいです。

最近のおばあちゃんメニューでおいしかったのは...



甘唐辛子とじゃこの焚き合わせ



こんにゃくのピリ辛煮

焚き合わせには味噌汁のためにとる出汁を使いました。
ピリ辛煮物にはその出汁をとるための昆布と鰹節を具として
入れました。この無駄のない感じが日本人らしくていいですね。

いままで出汁をとったあとの昆布と鰹節は、炒めてふりかけ風に
してましたが、ひと手間かかってしまうので最近はもっぱら
そのまま御飯に混ぜたりおかずに投入したりしてます。

ささやかな、しあわせ

昨夜からやっとお粥以外のおかずも食べられるようになりました。
鼻と喉の風邪症状が少し残っていますが、体調はだいぶいいです。
心配してくださった友人の皆さまに感謝です。

今回体調を崩したおかげで、食生活を見直すいい機会になったうえに
「空腹を感じるまで食べない」という当然のようで忘れていたことを
ふたたび感じることができてよかったな、と思います。

お粥しか食べていない間も、家族には普通のおかずやおやつを
作っていたのですが、"自分が食べないものを、誰かのために作ること”
ができたのも良かったです。食べる楽しみがあってこその作る楽しみ、
と思っていたのですが、純粋に何かを作ることが結構好きなんだな、と
いうことに気付きました。

数日間野菜の和食生活を続けただけで、Yの体重が減りからだが
軽くなったそうです。自分の作る食事が家族のからだと健康に
直接影響を与えていることを改めて感じ、身が引き締まる思いでした。

昨夜の献立はもはや定番となった玄米のお粥と梅干し、そして...



さつまいもの甘煮



小松菜とお揚げの煮物



大根と人参の酢漬けと黒豆

油断せず私は酢漬け以外のおかずを少しずつ食べました。
お粥生活のおかげで以前よりすぐお腹が満たされました。



デザートは、昼間Yが作ってくれた葛湯の残りを冷やした
くずもち風ゼリーにきなこをのせて。

ここ数日の食事をYが大絶賛し、「ずっとこんな食事がしたい」と
言ってくれたので嬉しかったです。今回心身共に支えてくれた家族に
ありがとうの思いを込めて作りました。ずっと作りたかったバナナ
メープルマフィン、簡単でおいしいです♪今回は牛乳と薄力粉で
作りましたが次回は全粒粉と豆乳で作ってみます。



こうやって色々作りたくなっちゃうから、体調崩すのかな...。

和食ごはんメモ

まだ風邪っぽいので今日も朝から鍋で玄米おかゆを炊いてます。
息子の送り迎えをYにまかせ、今日は葛湯でも飲んで休みます。

体調をよくするために改めて見直した食生活。
食べもののみならず飲みものも大切...と思い、ひさしぶりに
「山の晩茶」を注文。あわせて「野草茶」購入しました。びわ、
すぎな、おおばこ、ほうじ茶、カワラケツメイがブレンドされて
いるそうです。自然食品のお店やネットショップを見ていると
あれもこれも...と欲しくなるので要注意です。

今後しばらくの間、できることならずっと作っていきたい
おかずを忘れぬようにメモしました。

・ほうれんそうのお浸し
・しいたけねぎ焼き
・きんぴらごぼう
・筑前煮
・いなり寿司
・豆腐ハンバーグ
・魚の煮付け
・きゅうりの胡麻和え
・いんげんの黒胡麻和え
・れんこんの酢ばす
・うざく
・ねぎと鶏ささみの胡麻和え
・鶏レバーの生姜煮
・キャベツとお揚げの胡麻味噌和え
・大根とほたてのマヨサラダ
・こんにゃくのピリ辛煮
・ピーマンとじゃこの炊き合わせ
・いわしの生姜煮
・豆腐と野菜炒め
・お揚げの甘煮
・なすの味噌炒め
・さつまいも、かぼちゃの甘煮
・肉じゃが
・ぶり大根
・ゴーヤチャンプルー
・春雨
・あさりの酒蒸し
・ワカメスープ
・出汁巻き卵
・海老の吉野煮
・海老の南蛮焼き
・鯛茶漬け
・そぼろごはん
・茶碗蒸し

参考にしたのは、幼なじみYちゃんから以前誕生日にいただいた
「幻冬舎　日本のおかず　京味　西健一郎」です。
野菜選びのコツや、本来の収穫の季節、素材の特徴なども
ひとこと添えてあり、和食がいかにシンプルで味わい深いものか
を改めて感じました。

目指したいのはおしゃれなマクロビ、というよりは昔から
日本人の身近にあったもので作る質素かつ贅沢な食卓。
今後作ってみて感激したものがあったらブログにアップしますー。