今日もまた用事があってもやい工藝に行き、いろんな手仕事
による作品を眺めながら、お茶をいただいてきました。
「ものを増やさない」ことを目指してはいますが、ついつい
新しい籠やお皿を買ってしまうことを、すこし反省していたの
ですが、その過程でふと気付いたことが・・・
受け継がれてきた手仕事の作品を買うことで、需要が生まれ、
作り手を支えている、という事実は知っていたのですが、
その土地にある土や木を使って、その土地の人がほとんど
機械に頼らず自分の身ひとつで作っている、という行為には
まったく無駄がないことに気付きました。
自分たちの使う必要な分だけを自然からいただき、大切にする
こと。大量生産ではなく、二度と目にすることがないかもしれない
作品たちは無駄に余ることはありません。取り寄せも、すぐ届く
わけではなく、作れるかどうかは作り手次第です。
これまで何度か取り寄せを頼んだことがありますが、すごーく
時間がかかったり、結局作ることができなかったり。でも、
それが本来は当たり前なんだと思います。どこにいても、簡単に
物が届き、手に入ることの方がおかしいと、気付かされます。
なぜどこにいても、簡単に手に入るのか?
答えは、無駄にエネルギーが費やされていて、物が余っているから。
手仕事で作られた自然の贈り物は、見た目だけではなく、そんな
精神も美しいのだと、改めて思いました。
だからもし本当に心を込めて使うことができるのなら、新しい作品を
買ったとしても、それはずっと使われていくと思います。
・・・とはいえ、買い過ぎには注意します。使う分だけ・・・
母と子は風邪をひきました。
母にはしょうが入り、子には黒蜜入りの葛湯を。
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